記事: ダンセク生理用吸水ショーツ開発日記#1
ダンセク生理用吸水ショーツ開発日記#1
ダンセク 生理用吸水ショーツ開発日記#1
20年以上、変わらないナプキン、これ以上耐えられない!
"私は生理痛がひどい人なのです。肌も弱くて生理期間になると本当に地獄でした。
そのため、かなり心配していたのですが、結果的に娘二人ともよく使っています。
2ヶ月ほど市販のオーガニックコットン生理用ナプキンを使わせたことがあるのですが、その間に生理痛が起きてしまい、とても困りました。
上の子が、下の子に「ダンセクを着て!使い捨てナプキンを着たらとても痛いよ!」と
話していたのです。"
- ダンセク 韓国公式販売サイト お客様レビューより
ダンセクの名を知らしめた、定番アイテムであるのコンフォートエアが世に出てから、いつの間にか6年が経ちましたね。短いといえば短いし、長いといえば長いこの時間、多くの紆余曲折を経験しました。吸水ショーツの開発を止めたり、会社を閉めなければならないという危機的状況が迫ってきたりと多くの出来事がありましたが、「私たちは世の中を変えている」という信頼と確信、そして毎日いただく皆様のレビューと応援で持ちこたえた時間でした。
創立6周年を記念してコンフォートエアがどのように誕生したのか、吸水ショーツを開発·販売するというのはどういう意味なのか振り返ってみたいと思います。
“あの日、パンツだけ履けないかな?”
ご存知かもしれませんが、実は私ファン·テウン代表とファン·ソヨン理事は姉妹関係です。私たち姉妹は幼い頃から敏感なアトピー肌により、たくさん苦労してきました。生理が始まってから、生理用ナプキンを着用しましたが、やはり高分子吸収剤が入った生理用ナプキンによって、トラブルが起こりました。炎症に耐えられなかった私たちは、綿の生理用ナプキンを直接作って試着するなど、生理用品に対する悩みが積もりました。
なぜ生理用ナプキンは20年前も今も同じなのか。
なぜ女性たちはずっと不便さに耐えなければならないのか。
結婚して娘が生まれたのですが、よりによって私の敏感肌を受け継いでいました。子供の肌に悩んでいたところ、2016年に生理用ナプキン騒動が起きて、それと同時に決心しました。
「私たちでも率先して変えなければならない」
左側がファン·テウン代表 、右側がファン·ソヨン理事です^^
2016年12月、私たちは吸水ショーツの製造スタートアップを作ることを決心しました。吸水ショーツを作って、びくともしなかった既存の生理用ナプキン市場に大きな衝撃を与え、女性たちに新しい経験をプレゼントしたいという夢と情熱に満ちていました。
名前も一気につけました。「女性の生理問題に対して、複雑で難しい数十種類の選択肢ではなく、単純だけど最良のたった一つの選択肢を提供しよう」という意味で、「ダンセク(韓国語で“単色”の意味)」にしました。
しかし···最初から難関でした。
吸水ショーツを作るためには、サンプルをまず作らなければなりませんが、開発段階から漠然としていました。まだ、韓国国内には吸水ショーツを発明したブランドがなかったので、海外にあるサニタリーショーツを参考にしなければなりませんでした。まず、吸収力の良い吸水ショーツだけを集めて、それより良い製品を作ろうという基準を立てました。下着生産経験が豊富なプロモーション業者とコミュニケーションをとりながら開発を続けていましたが、その時までは今のように<原糸-生地-裁断-裁縫-製品化>の全過程を直接行うこととはできませんでした。知っている知識と経験が足りないため、開発速度が遅く、製品機能も満足できる水準まで高めることもできませんでした。
ある程度、製品の大枠が整い、工場を探し始めました。ミーティングを数え切れないほど行いましたが、毎度断られました。誰がこんなものを作るのかと…(いや、誰も作ってないから私たちが作ろうとしているのです)
果てしない拒否の末、面白そうだと手伝っていただけるある業者にやっと出会いました。
やっと一本の光の筋が見えたと思ったのですが、なぜか予想できなかった伏兵がいました。
それはまさに
To be continued···
<予告編>
ダンセク 吸水ショーツ開発日記#2
生理を生理と言えなくて···
2018年から2021年7月まで「吸水ショーツ」という名称が使えるように許可されるまで、なんと3年6ヶ月を超える忍苦の時間がかかりました。 生理カップは消費者の認知が拡大しており、韓国の食品医薬品安全処で新しい生理用ナプキンとして許可を検討中でしたが、吸水ショーツは当時、ダンセクだけが試みていました。
売上0円、これから始めようとする会社がいくらドアを叩いてもこれは可能なことでしょうか….